市販「窒息ビデオ」

時事通信より

「遺体の画像、見ていた」=市販「窒息ビデオ」も押収−大阪府警・自殺サイト殺人
 「殺害した女性の遺体を撮影し、見ていた」。自殺サイトで誘った大阪府豊中市の無職女性=当時(25)=を殺した容疑で逮捕された人材派遣会社社員前上博容疑者(36)は、府警河内長野署捜査本部の調べに対し、殺害後の異常な行動も供述した。自供により、事件が3人連続殺人へと発展する中、捜査本部は、同容疑者の行動と心理状態の全容解明を進めている。
 供述によると、前上容疑者は、デジタルカメラを内蔵した携帯情報端末で撮影していた。捜査本部が同容疑者の端末を調べたところ、画像を消去した跡が残っていた。
 捜査本部は、女性が窒息で苦しむ姿に興奮したと供述している同容疑者が、殺害後も欲求を満たすため、遺体画像を手元に残し、鑑賞していたとみて追及。神戸市の男子中学生(14)と東大阪市近畿大男子学生(21)についても、遺体を撮影していた可能性があるとみて、詳しく調べている。
 また、前上容疑者の自宅からは、女性を縛った上で口や鼻を圧迫して窒息させる映像が映った市販のわいせつビデオが多数押収された。ビデオは数年前に購入されていた。